設立経緯
平成9年の「障害者プラン」策定を契機として、益田市の障がい者3団体(身体・知的・精神)は、連絡協議会をつくり、
他の地域に先駆けて、障がいの垣根を越えたまさに画期的な連携活動を展開することになった。
その運動の成果として、県下初の、また全国的にも屈指の障がい複合型の地域施設として、
「益田市障害者福祉センター」の建設が、21世紀へ向けての先駆的施策として、益田市によって取り組まれることになった。
センターは、益田市の施設として建設されることになったが、その運営は民間の社会福祉法人に委託されることとなり、
障がい当事者3団体の協議会である「益田市障害福祉団体連絡協議会」が母体となって、
センターの運営主体としての「社会福祉法人はぴねす福祉会」が、平成11年11月16日設立されるに至った。
基本理念
「はぴねす」(HAPPINESS)と言う言葉に「幸福を追求する」という意を表している。
人間らしく自分らしく生きていきたいという幸福追求の想いは、一人ひとりが有している個人として当たり前の基本的な欲求である。
国家や社会の枠組みや条件によって左右されたり、強弱がつけられたり、差別されたりしてはならないはずである。一人ひとりが自由に、
自立や自己実現を目指して生きて行くことができ、個人の尊厳や人格が大切にされる環境が整えられなくてはいけない。
21世紀の障がい者福祉では、「インクルージョン」「バリアフリー」がキーワードである。インクルージョンというとき、
これは「地域社会の中でいっしょに生活していく権利つまり仲間とともに幸福を追求する権利」を意味する。
そのためには、心の壁を克服し、社会制度的な障壁を取り去り、物理的な障壁を溶かしていくこと、
すなわち「バリアフリー」(障壁からの解放)こそがお互いに必要となるのである。
当法人は障がい者が住みなれた地域で、安心した生活がおくれ、自立した生活ができるよう「広い心とさわやかな笑顔」をモットーとして、
障害者福祉センター「あゆみの里」を運営し、信頼される施設・利用しやすい施設を目標にサービス提供に努める。
沿 革
平成11年 | 11月16日 | 設立登記・法人設立 |
平成12年 | 3月27日 | 益田市障害者福祉センター 「あゆみの里」竣工式 |
4月 1日 | 益田市障害者福祉センター開設 事業開始 | |
平成15年 | 8月 1日 | 精神障害者 グループホーム「神田寮」 事業開始 |
平成16年 | 4月23日 | 身体障害者 小規模通所授産施設「レインボーハウス」竣工式 |
7月 1日 | 身体障害者 小規模通所授産施設「レインボーハウス」事業開始 | |
平成17年 | 3月 1日 | 精神障害者 グループホーム「横田寮」事業開始 |
平成19年 | 4月 1日 | 精神障害者共同作業所「たんぽぽ」当法人運営となり、就労継続支援B型として事業開始 |
平成23年 | 9月 1日 | 相談支援事業所を「相談支援事業所ほっと」として活動開始 |
10月 1日 | 児童デイサービス事業開始 | |
平成25年 | 3月30日 | 益田市障がい児デイサービスセンター竣工式 |
4月 1日 | 益田市障がい児デイサービスセンター事業開始 |